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ぶらんこに親しんだのは、娘がまだ2歳になるかならないかの頃だった。「いっぱい、ぜんぶ、すごく、たくさん」自分の使える語彙を総動員してせがむ彼女に、私はくり返し、背中を押してあげたものだ。 3歳になり4歳になっても、公園での遊びには必ずぶらんこがあった。公園に着くと真っ先に走っていく。なぜぶらんこ?「こうしてね。ぶらんこを漕ぎながら公園に誰がいるか見るんだ。一緒に遊べるかな、もう帰っちゃいそうかなってね」へえー、そんなこと考えながら、ぶらんこに乗ってたの。私は、返ってきた言葉に妙に感心していた。 ぶらんこ漕ぐ空とはもっともっと広い 佐弓 私もぶらんこは好きだったけど、どれだけ高く漕げるか、高く漕いだらどうなるか、そんなことしか考えなかったよ。彼女に比べると単純だったなあ。 |
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