鎌倉佐弓

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zoom RSS 奥底も知れぬ寒さや海の音

<<   作成日時 : 2014/08/02 14:38   >>

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 江戸時代の女流俳人の一人に歌川(かせん)がいる。上の句は、その彼女の作品。

 歌川は、当時、北前船でおおいに賑わっていた北陸、三国の遊女。加賀の千代女とほぼ同時代の女流として名前が知られていたようだが、どんなに優れた俳句を詠もうが、遊女として太夫の位にいても、厳しい身分制度では、作品もあまり大切にされなかったようであまり残っていない。

 当時の遊女は心栄えうるわしい上に、茶、香、花、手跡など、何でも一通りたしなんだが、彼女は特に俳句にすぐれていた。置屋の主人にも気に入られていたようで、3年間の期限付きで江戸にも学び?遊び?で行くことを許されたし、後には小さな庵を結び、俳句だけを詠んで生きる暮らしも叶えられたようだ。誰か、面倒をみてくれる人がいたのかどうか、その辺の事情定かでない・・・とにかく俳句の出来映え彼女は別格の遊女だったらしい。

 ほかにどんな作品が伝わっているかというと、

  さそふ水あらばあらばと螢かな
  散りそむる葉はいづれから今朝の秋
  もとかしの草飛びこえて蛙かな
  寄る波の一夜どまりや薄氷
  くたびれた人に添ひ寝や女郎花
  
 そして

  奥底の知れぬ寒さや海の音

 別に、 

  奥底も知れぬ寒さや海の音

 とも伝わっている。こちらの「奥底も」の方がぐっと海に引き込まれる感が強くて、断然いい・・・

 今回私が選んだ女流俳句の一人に入れようか、入れるまいか、ずいぶん迷ったのだが、結局、やめることにした。それでも名残おしいというか、もったいないので、こうしてブログに書いている。

 歌川もそうだが、彼女たちの俳句に賭ける思いの強さ、真剣さに、1週間ほど私は圧倒されていた。一時期は私は俳句を詠めないんじゃないかと思うほどにね。今は、ようやく立ち直ったので、こうしてブログを開いている・・

 それにしても彼女たちの俳句の言葉からは、なんだか怨念のようなものが立ちのぼってくるようだった。まだ終わったわけではないけれど・・・・・
  
 

 

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