鎌倉佐弓

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zoom RSS 季語って難しい?

<<   作成日時 : 2015/05/14 14:06   >>

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 埼玉新聞の今月の俳壇の選句がすべて終わった。あとは、18日、25日の掲載を待つばかりだが、今回、選評を書きながら、あらためて季語を説明?する難しさを感じたので、そのことをちょっと書いておきたい。

 私が悩んだのは、「花の塵」という季語。塵なのだから捨てるとは思うのだけど、もう見向きもされない花、というようには考えたくないし、といって美しさを前面に出して鑑賞するのもおかしい。

 よっぽど、次点の句にしようかとも考えたが、それも何だか嫌。というので、この俳句の選評にずいぶん時間を書けてしまった。それでも良いかどうかは、ちょっと自信がない・・・

 ついでだから、この「花の塵」についてちょっと調べたら、芭蕉もこの季語で詠んでいたことがわかってしまった。

  年々や桜を肥やす花の塵   芭蕉

 この句では地面に散った桜が、そのまま留まり、樹の肥やしになることを詠んでいる。そうなんだ。とはいえ、作者が芭蕉となると、これだけしか詠んでいないとは思えない。

 さらに調べると、この句は元禄4年3月23日(旧暦)に、万乎(まんこと読み、蕉門の一人)の別邸に芭蕉が招かれた際、芭蕉によって詠まれたという。ちなみに万乎の職業は、今でいう金融業。どうやら大変な金持ちだったようだ。

 そこで、桜の季節に芭蕉を招き、半歌仙を巻いた。この句はその時のもの。万乎家がいよいよ栄えるように、という挨拶の気持ちが込められている。そして、この日、万乎はめでたく芭蕉に入門がかなった。

 話は変わるが、この「花の塵」の句が載るのは25日の方。もしこのブログを読んだ人で、「花の塵」を投句した人がいたなら、今頃、自分のことかと思っているかも?

 

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