鎌倉佐弓

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<<   作成日時 : 2015/10/21 12:16   >>

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 今度、夏石番矢との共著で『100 Haiku』という本を出版することになったのは、この間も書いたとおり。この本の今までとちがうところは、それぞれ30句ずつ色紙も載せるということだ。

 そこで、先週末あたりから少しずつ色紙を書き始めている。

 
画像


 こちらはその一部だが、書きながらこれでいいのかとも迷っている。いずれにせよ、私の字なのだから、これ以上異なる字は書けない。

 以前、沖ギャラリーのオーナーの沖山さんに与謝野晶子の短冊を見せてもらったことがある。細くきれいな文字で、2行にわたって彼女の短歌が書いてあった。

 驚いたのは、一緒に並べてくれた与謝野鉄幹の文字と寸分違わなかったこと。

 こうして署名を隠すと、ね、どちらがどちらの短冊かわからないでしょう。

 たしかにそのとおりだ。
 
 なぜそうなったかというと、若き日の晶子が鉄幹の文字をお手本にして習字を学んだからということだった。

 それだけ晶子が鉄幹を尊敬し、心酔していたのだろう。

 でも、ここまで似てしまうというか、そっくりなのも良し悪しだよ、とは沖山さんの弁。

 私もそう思う。

 与謝野晶子は自分の字を持たなかったというより、若き日に、鉄幹に学び、そこから離れるのが不安だったのかもしれない。

 何事もそうなのだが、最初は師に学んでも、どこかの時点で師から離れなければ自分を作り上げることはできない。晶子の歌は自分自身のものだったが、書に関する限りは、鉄幹から離れる、というか、離れる必要性を感じなかったのかもしれない。それほど、文字が自分のものになってしまっていたということか。

 だが、ひるがえって鉄幹がそれでよかったのかどうかは、わからない。

 後年、一緒に地方などへ行ったときに、晶子の短冊ばかり求められ、もてはやされるようになっていった。その頃の鉄幹の胸中はどうだったかは知るよしもない・・・

 

 

 

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