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zoom RSS ゴッホ展 巡りゆく日本の夢

<<   作成日時 : 2017/12/23 20:40   >>

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 昨日は七月堂に「吟遊」第77号の原稿を持っていく日だった。約束の時間は午後4時。それまでだいぶ時間があったので、七月堂に行く前に上野で開催されている「ゴッホ展」を観ることにした。

 
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 パンフレットの表紙を飾るゴッホの絵だ。この絵のヒントになったのがこちらの英泉の浮世絵。

 
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 吉原のおいらんを描いたものらしいが、パリからアルル時代にかけて、ゴッホは浮世絵を見ながら、彼独自の色彩の使い方を考え、工夫したことがよくわかる。

 たとえば黄色は明るさを、青は落ち着きと深みを、赤は華やぎを、緑は冴え冴えとした輝きを、それぞれに主張しているのか。

 この工夫が、後年アルルでのゴーギャンとの共同生活の失敗を経て、サン=レミ、オーヴェル=シェル・オワーズでの彼独自の命の流れるような、ほとばしるような、観る者の心をつかんで放さない絵につながっていく。

 たとえば黄色だったら、黄色とは何か、あるいは黄色で何を表現したいのか、できるのか、黄色を生かす塗り方とはどうすればいいのか。寝ても覚めても彼は考え、カンバスと絵の具を持って歩き、実践し続けていったのだろう。

 それにしてもゴッホの所蔵していた浮世絵の多さは驚くほど。19世紀初め、日本では浮世絵が驚くほど安く手に入ったというのは、どうやら誇張ではなさそうだ。同じものを見ても、自分の中に問題意識を持ってみるのと、そうでないのとでは雲泥の差がある。

 また浮世絵だけを見ても、当時の日本の絵画芸術は独自で斬新で進んでいた・・・

 そんなことなど考えながら歩いたゴッホ展だった。

 

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