鳥語

 道を歩いていたら、目の前に黒い石が落ちてきた。それも私のすぐ目の前だ。

 あぶない、と思いよけようとしたところ、その石は、地面すれすれまで来て、また空へ上がっていった。

 何?何が起きたの。

 急いで、まわりをきょろきょろ見回してみた。すると・・・

 すぐ近くの電線から、ピチュピチュ、声がする。

 燕だ。

  1,2,3,4.全部で5羽が、思い切り元気よく鳴いている。

 声の若さからすると、どうやらこの春に孵って育ったものらしい。

 私のすぐ目の前に落ちてきて、スイッと飛び上がっていったのも、たぶんこの中の1羽にちがいない。

 ピチュチュチュ! 

 まるで叫んでいるよう。

 この時ばかりは私にも子燕が何と言っているか、わかったよ。

 「ほら、こんなに飛べるんだよ。飛べたんだよ。すごいでしょ」

 うん、すごいね。


 

 

 

 

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この記事へのコメント

ハハハ
2012年04月11日 23:27
すごいね。鳥語がわかるんですね。
Joy
2012年04月12日 08:31
ハハハさん、
ハーバード大学の比較心理学者アイリーン・ペッパーバーグ(Irene Pepperberg)博士のアレックスというヨウムは50語以上の言葉を理解し、アイリーン・ペッパーバーグ博士と意思の疎通ができたそうです。イタリアの聖人、アッシジの聖フランチェスコは、鳥に説法したと語り伝えられています。私の傍にも毎日鳥にえさを上げるおばあさんがいて、そのおばあさんが歩くとその後を何十羽という鳥が追いかけて行きます。心の問題です。

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