今日の一句 コロナ禍の淀む空気に我は咳く

 今日は吟遊同人の加用さんから送られてきた絵手紙から一句を。

 コロナ禍の淀む空気に我は咳く  加用章勝

 コロナ嘉 加用 (2).jpg

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大につれて、「コロナ禍」という言葉をよく目にするようになった。新型コロナウイルスの底知れない感染の広がりは、さまざまな災難や不幸を世界中で引き起こしている。

 新型コロナの何が怖いかというと、とてつもなく感染しやすいウイルスであること、感染していても気づかず、他の人にうつしてしまうことがあること、人によっては重症化しやすく、命さえ失ってしまうこと。はっきりとした治療法が確立している訳ではなく、ワクチンの効果も今ひとつはっきりしないため、医療機関に多大な負担をしいてしまうこと。

 こうした恐れから、人込みを避ける、人込みを作らない、会食を避ける、人と接触しやすい移動をさけるなど、私たちの暮らし方を見直さざるを得なくしたこと。それは個人にとどまらず、世界的な問題にまで広がってしまっている。

 この句の「淀む空気」は、そうした人々の思いが重なったものと捉えられるだろうか。彼が「我は咳く」としたのは、こうした淀みへのささやかな抵抗、いや、淀みの中で生きるべく自分を鼓舞し、自分を立て直す動作なのかもしれない。

 

  

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